タンポポだより
>>タンポポだより >>  「・・・『さんさ踊り』の夜・・・」
   
 
 
  朝早い新幹線で盛岡に着く。
昼食は名物のおそばを戴き、すぐに「さんさ踊り」の練習です。あらかじめDVDが渡されていました。
しかし、男性達の太鼓は本当にむずかしい〜〜〜!
なんとかサマになってきました〜〜拍手が湧きます。
皆さん、ガンバッテいました〜〜(笑)

ぶっつけ本番の撮影です。夕方、支度の済んだ私たちに、スタッフから撮影の段取りの説明がありました。30分間の踊る間に、カメラさん、照明さんが入り、女性達のアップを狙います。終わったらサッといなくなりますが、ロングショットを撮っています。そして、再びカメラさん、照明さんが入ってきて今度は男性達を撮ります〜〜と。スタッフも何が起きるか分かりませんから、少し緊張していました(笑)

窓の外を見ると、黄色や青の揃いの浴衣姿でギッチリ。加賀美屋一家又、練習!さあ〜〜いざ〜〜出陣の気分が盛り上がります。

私たちは、団体と団体の途中から割り込み、踊り出すのです。一家が勢揃いして並ぶ。「うわぁ〜〜」ものすごい歓声!

健太、勇太が『加賀美屋』のパネルを持ち先頭、次は夏美さん、恵美子さん、私が踊る。そして、柾樹、伸一、浩司、久則が太鼓を打つ。

「夏美ちゃ〜〜ん」「キャ〜〜ァ!」「柾樹さ〜〜ん」「おかみさ〜〜ん」大変な声援!とケイタイカメラの大活躍〜〜 !! お客さま大喜び〜〜 !!! 私達が進むにつれて、お客さまも進む!走り出すお客様〜〜〜。アブナイ〜〜〜!

楽しい楽しい夜でした。
「サンサ、サ」「サンサ、サ」「サンサ、サ」「サンサ、サ〜〜(笑)」

盛岡の皆さん、ありがとうございました。お世話になりました。
NHKが(朝のドラマで)今迄舞台にしていなかった、唯一残された県は、岩手県と内藤プロデューサーより伺っておりました。

盛岡を最後にする時、ある方がおっしゃいました。
「あ──ぁ。これで、青森県の盛岡と言う人がいなくなったと思います。まんず、いがった!いがった(笑)」
満面の笑みで私に〜〜〜。
 
 

宮本信子

 

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