タンポポだより
>>タンポポだより >>  「・・・『続・遠野物語』ロケ・・・」
 


あっという間の一週間のロケでした。
私の脳みそは、東京に帰っても遠野弁で喋りたがるのです〜〜(笑)

「続・遠野物語」は岩手県で制作する初めてのドラマ!
スタッフは盛岡を中心に、あとは仙台や山形から応援に来ていました。撮影初日は、スタッフの緊張が伝わってきました。皆さん、プレッシャーと闘いながら、戸惑い、しかし良い作品を作りたいという静かな情熱を・・・・私は感じていました。


私が遠野入りをしたのは、撮影前日です。
芝居でからむ地元農家の方にお逢いしたいと、柴田プロデューサーにお願いしたのです。

綾織地区・・・リーダーの菊池ナヨさんを中心にまとまっているグループ。道の駅『遠野 風の丘』でおそば屋さんをグループで運営しています。私は大歓迎され、おもてなしを受けました!〜〜〜(笑)
すご〜い御馳走!

新米で炊いた栗ごはん。茸(名前忘れました!)と大根おろしが入った味噌汁、漬け物(カブ・青いトマト・茗荷)、しらたきと茸(名前忘れました!)の和え物、玉子焼き(挽肉・ピーマン入り)、さやえんどうの巨大(またまた、忘れました!)なものと、じゃこのイタメ煮、煮物は切り方もデッカイ!ドーンと一人前の器が並ぶ。(車麩・人参・大根・こんぶ・ちくわ・こんにゃく・ごぼう・じゃがいも丸のまま)、デザートはリンゴ!(おいしかった〜〜〜!)
いやぁ〜〜〜申し訳ないです。準備はさぞかし大変でした事でしょう!本当にありがとうございました。

皆さん口々におっしゃった。
「よく食べ、よく寝て、よく働くよ。楽しくしなくちゃ。毎日〜〜〜」
「アレ〜〜 そんなに御飯少ねぇの?〜〜えっ?食べてよ、ごはん〜〜?もっと食わねぇと〜〜 (笑)」どっと笑いがでる。
「ハイ。私、量食べられないんですよぉ〜〜一応、女優ですから〜〜〜スミマセン!(笑)」
「あっはっは、そんだよねぇ〜〜(皆に目くばせ)無理しねぇでぇ〜〜」皆で又大笑いをする。

たくましい腕の太さ、がっちりさ。日焼けはあまりしていない。気をつけていらっしゃるのでしょうネ。きっと〜〜(笑)

最後に皆さんが、恒例のおもてなし 『ウエスタン・ダンス』を踊って下さると云う。
結果〜〜私も「よ〜〜〜し!」と踊りました!いやぁ〜〜〜イガッタデス〜〜〜(笑)

遠野のおばあちゃん役!演じていて面白かった!楽しかった。
12月10日、東北6県で放送です。全国放送はまだ決まっていないとのことでした。

そうそう、前回「タンポポだより」に書きました遠野への旅。
実は、出演の為の準備でした。情報解禁前でしたから言えませんでした〜〜〜(笑)
アニメとドラマのコラボ。そして「遠野物語」。新しい何かに出逢いたくて、私は参加しました。

毎日、楽しみだった事。ホテルからロケ地に向かう風景を見る事です。


   
 


木の柵、いいですネ。

右は「旗」のパタパタを撮ろうとパチリ!付き人のAさんに逆に撮られちゃった〜〜(笑)


巨大かぼちゃと記念写真〜〜(笑)
あまり意味ないです〜〜(笑)
 


「遠野物語」にも出てきます。マヨイガ。

右は、サイカチ。昔はこれを干して石鹸の代わりにしたとか、髪も洗ったそうです。



サイカチ



イチイの木
 


イチイの実。
食べられます。昔の子供達は道草しながら実を取り楽しんだらしいの〜〜。甘酸っぱく、オイシカッタ!



「今日は、はせこせだぁ」
今日ははせをこさえる。
はやがけの木を組むぞォ〜〜
、という意味。はやがけ?はせこせ?(うーん自信ありません。)



馬の飼料にする稲、三角形に刈り取っているのだそうです。


 



遠野の村は静かで、おだやかです。雲の動きや、風にゆれる黄金色の稲穂のじゅうたんは特別な美しさ!広い!道端の草花もゆれる。トンボも蝶々も飛んでいる。里の秋!
カラスは少ない。犬の声も聞こえない(犯罪がないらしい。ただし、おきるとヒドイと。15、6年前あったそう。)
大声で自己主張したり、イライラする人はいない。けたたましい笑い声もない。



 



公演やロケの時、お部屋に必ずお花を〜〜。いつもそうなの。お部屋が華やぎます。



ホテルの窓からパチリ!この道まっすぐ行くと、突き当たりは遠野駅です。
手前の右側、お豆腐屋さん。おいしくて有名です。



村にアドバルーンが1つ上がっている。イベントや産業まつりのお知らせ。(音声なし)
 



夜の村に人はいない。日が暮れると人々は歩いていない。でも、私散歩しました。しかし逢ったのは二人だけ。私の方が怪しい人間に見えたかも知れませんネ〜〜(笑)



撮休。何をしたか?ハイ。前回お世話になった蔵本ご夫妻と再会!暮坪かぶでお蕎麦いただきたかったけれど、種まきが暑さの為遅れてまだナイ!出来ていない!本当に残念でした。お昼は『和田』で頂きました〜〜。
「お茶しましょ!宮本さん〜〜寺沢高原で。宮本さんのお好きなカフェオレを飲みましょう〜〜〜!」

ご夫妻で私の為に立てて下さった計画でした。
魔法瓶からカフェオレをカップについで下さる。
標高1000m・・・・誰もいない。
「絶景〜〜〜!贅沢〜〜〜一人占めだぁ〜〜〜(笑)」
ほんとにありがとうございました!


ロケ最終日。早池峰神社の境内。お天気もよく、ついています!スタッフもこれで最後と・・・力が入る!。
メークと衣裳の着替えは、廃校となった小学校の教室内。
どうやらこの場所は座敷わらしが〜〜ネ、出るらしい〜〜〜フフフッ〜〜。

私は準備終え、出番を待つ・・・。
突然外から声がする。私が振り向くと、3〜4人のおばあさんグループの観光客。その中のお一人が、窓ガラスに顔をベターッとくっつけ、「アレレ〜〜〜。あれ〜〜〜ぇ、語り部だぁ〜〜!」そういって通り過ぎて行きました〜〜(笑) もうおかしくっておかしくって〜〜みんなで思いっきり笑いました〜〜。



 



2007年廃校。
かわいらしい小学校。子供達の声が聞こえてきそう〜〜(笑)
ついでに〜〜〜パタパタと !?
(私には聞こえませんでした〜〜)



 



スタッフに別れを惜しみつつ・・・撮影が無事終えたことに感謝!あとは出来上がった作品を楽しみに待つだけです(笑)



小学校の入口で直販していた茸を思いっきり買いました。
新鮮で採りたての茸。生しいたけ、なめこ、舞タケ、ナラタケ、ボリタケ(湯どおし済み)。合計2千円也。

沢山の茸たちと一緒に、最終の新幹線に乗り込む。
最終の車内は何か寂しい〜〜〜。皆さん疲れているせいでしょうか〜〜。ほろ苦くて、何かせつなくなる雰囲気がありますネ。そんな事思ったり、感じたりすることも久し振り・・・・。
さぁ〜〜次は名古屋で仕事だわ〜〜〜。
私は冷酒をゴクリと一口呑み込んだ。


                                                  宮本信子

 





   
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