私の楽しそうな顔を御覧下さいませ〜〜。 私の横で和やかに踊っていらっしゃるのは、原市長と奥様です。私の後ろでちょっと恥ずかしそうに踊っているのは、須田さんと、マネージャーの嶺さんです(笑) 3月末、徳島・観光課の薄井利幸さんから電話で、法被(ハッピ)の文字の依頼がありました。(薄井さんとは映画「眉山」からの御縁です) 私はビックリしました。思いがけない事でしたから〜〜〜。 薄井さんは、「宮本さん、お好きなように〜〜ご自由に〜〜。こちらから何の注文もありません!〜〜なんでも(笑)」私は困りました。法被の字を書くなんて、とんでもありません。すると薄井さん「筆でなくてもいいんです。もうマジックでも何でも〜〜宮本さんのお好きなように〜〜お願いします!」 しばらくお話しを伺っているうち、本当はデザインも頼みたいが、私の負担になるからとおっしゃったのです。 電話を切って考えました。 お好きなように・・・・。自由に〜〜〜。 何でしょうねぇ〜〜だんだんワクワクしてきちゃったの〜〜(笑) 面白そう〜〜やってみよう! 私はいつもこう〜〜直感〜〜(笑)
私には力強い助っ人がいる。 須田久美子さん。着付けの先生。花影塾の塾長。 優しくて、かわいくて、仕事のできる人。 もう長いお付き合いで、私は着付けをいつも頼んでいます。 何度か逢って話すけれど、二人とも忙しいから進みません〜〜。 そうこうするうち観光課から資料が届く。〆切りもあります。 今日こそ決めて、作業を終わらせましょうネ〜〜。 私はまず、さだまさしさんのCD「眉山」を聞きました。やっぱり、ありきたりですけれど〜〜(笑)デザインを決めた! 私なりの眉山を描く。子供の絵のような、頂上にモラエス館やアンテナも入れたい。地色は白、布はテトロン 一越。 大きな大きな月・・・コンパスがない。我が家の青磁の大皿をそぅーっと、ひっくり返して型をとる。 鳴門の渦潮・・・岩にあたり波しぶきがバーン!水玉も大・中・小にして色も変える。水玉は化粧品の蓋を利用しました。
ガーゼの法被(須田さんが縫って持参)を上から見て、眉山や月や「にわか連」の札、そして水玉を配置していく。 仁王立ちになって〜〜(笑) 6時間の格闘!出来た〜〜! しょぼしょぼした眼をこすりながら、ガーゼの法被をそーっと箱に入れ、観光課に送付しました。 二人で拍手〜〜(笑)
もう一人は母です。86才。 60才からお習字を始めて、ほとんど休まず通っています。毎日家でも練習しています。母にお手本書いてもらったけれど、やはり毛筆は初心者には無理。全く歯がたちません!ひど〜〜いの。 笑っているような楽しい字がいいわぁ〜〜〜。 私の好きな良寛さんの字を選ぶ。(良寛字典より) 新聞紙や広告の裏・・・使用済みのFAX用紙の裏に、筆ペンで連日、時間があれば書き続ける〜〜。 下手でも一生懸命書けば、少しはまとまってくるみたい〜〜(笑) デモ、手が痛い〜〜〜(笑) 枚数がたまると母に持っていく。 「いかがでしょうか〜〜先生〜〜(笑)」 母の真剣な目差しを見るのは何年振りでしょうか〜〜。 一寸感動しました。
ヤットサ〜〜ヤットサ〜〜 ♪ 踊る阿呆に、見る阿呆〜〜〜 同じ阿呆なら〜〜踊らな そんそん〜〜〜 ♪ 私は踊りながら母を想った。
宮本信子