タンポポだより
>>タンポポだより >>  「・・・伊丹さんの土瓶・・・」
   
 

ついに……割れてしまった!残念!
はぁ〜なんとも寂しい気持ちになりました。

昔々、子供の為に湯河原に引越ししました。

伊丹さんが幼い万作を連れて、万作の大好きな新幹線の見える所まで散歩にいく。
新幹線が次々にトンネルから出たり入ったりする。
それを見て万作は「チィーカーゴォ〜〜」「ゴォ〜〜」と力強く呼ぶ。

万作が納得する迄、父ちゃんは待つ。

そして、万作が満足すれば、又、散歩を続ける。

湯河原駅近くにある瀬戸物屋さんにぶらりと立ち寄って買った土瓶。
長い間、風邪薬を煎じたりした土瓶。我が家で大活躍していました。

土瓶からでる湯気…煎じている匂いは家中に漂う。
子供らはこの匂いが大好きだった!私達も大好きだった!

同じ品がある訳がない!駄目もとで仲良しの友人 湯河原常住・Oさんに電話した。

暫くして、、、
「アナタ、あったわよ!ビックリ!!すごいわねぇ〜〜同じものよ!」
電話からOさんの弾んだ声がとびこんできた。すっごく嬉しかった〜〜!

到着するのをすご〜〜く楽しみに待った!!

 

 
 
古い土瓶 ピカピカの土瓶
 

 

……古い土瓶は記念館に行くことになるわね、きっと〜〜(笑)


 

感 謝 
宮本信子

   
Copyright© Miyamoto Nobuko All Rights reserved.