第10回伊丹十三賞の受賞は磯田道史さんです。 5月24日。贈呈式の控室で、私は選考委員の皆さんの前で磯田さんにお願い致しました。 「松山の記念館を見て頂きたいです。是非!そして記念講演をして頂けたらすごく嬉しいです。松山の方々も大喜びなさると思います。」 すると、磯田さんは足元に置いてあった鞄から(ゴソゴソ)スケジュール表を出して、 「いつですか?えーっと、今年ですと、、、、」ナンテ。
私、もう びっくり。こんな事は初めてです。 打てば響く〜〜!電光石火〜〜! スゴイです。磯田さん、早すぎ〜〜(笑) 日にちまで大方決まりました。ざっくり〜と。とっても嬉しかったです。
と、いう状況でありまして12月3日松山にいらして下さいました。 記念館の二階で昼食をとって頂いて、 「お一人で召し上がりますか?私と玉置さんはいない方がいいのでは?」」 「いや、いて下さい〜(笑)」 それはそれは私達に楽しいお話をして下さり、ずーっと。 お箸もとても早く動かし、ドンドン召し上がる!(笑)
では、館内の御案内を〜〜、と受付に行く。常設展のドアーの前で玉置さんが 「このドアーは初めは磨りガラスだけだったんですが、時々お客様がおデコをぶつけるので、建築家の中村好文さんが、このようにくり抜いて、向こうに伊丹さんが見えるという風にしたのです。」 磯田さんその流れでドアーから常設展に入られるのかしらと思ったら、外に出た。 「いやぁ〜〜いいですねぇ〜〜中庭〜〜」中庭に出てすぐ、 「あっ!鳥の巣ですね!ありますね」 私は驚いて、「エッ!どこ、どこ〜〜どこ〜〜!」
また、「あっ!タンポポは、和?洋?」 質問され「一寸私、わかりません」 「花があれば分かるんですが、茎が長いのが洋ですから〜〜」
あぁ〜〜何でも御存知〜〜。
<中略>
あとは、沢山あったのですが楽しいお話〜〜
カフェ タンポポでお茶をする。三人共、こぶ茶と十三饅頭を注文 スタッフが一番先に磯田さんにお盆を置く。続いて私のところ。 十三饅頭のことを私が説明しようとして、「それは〜〜」と言いかけたら、 磯田さん、パクッと一口で食べちゃった後〜〜(笑)
本当に楽しい時間でした。 記念講演のタイトルは「松山と私 伊丹十三と私」 1261名の方が応募。 当初の予定は400席でしたが、100席増やして500席。 ギッチリの空間!
楽しくて分かりやすくて、お客様大満足のことと思いました。 メモをとったり、笑ったり、シーンとなったり。
感謝 宮本 信子